住宅購入成功法vol6
2021年01月09日
【住宅購入成功について店主独自の考えをお伝えします。長いので分割して掲載します】#06
☆ 建売は業者選びが大切
当社で仲介している飯田グループホールディングス(アーネストワン等)の物件は販売方法が独特で、最初からその事を知っているお客様は数少ないです。
売主は物件の仕入れ、企画、建築、売買契約、アフターサービス等を行いますが、普通のハウスメーカーのように営業活動は行いません。
その部分は、仲介会社である不動産会社に任せる形をとっており、オープンハウスの運営、チラシ・インターネットサイトへの掲載などの告知活動、お客様への営業活動(案内・申し込み・融資手続き・引き渡しまでの手続き)は不動産会社が行うという形態になっています。
その為、SUUMOやアットホームなどのポータルサイトを見ると、同じ物件が様々な不動産会社から掲載されズラリと並ぶというような現象が起きています。
一言で言えば「どこの不動産会社からでも買える」のです。
では、どこから買っても同じなのでしょうか?
答えは「ノー」です。
皆さんにも経験があるかもしれませんが、例えば新車を買うとしましょう。
モノは同じですが、販売店や担当者によって対応が全く違う事がありませんでしたか?
もっと安いもので例えると、電化製品です。
モノは一緒でも、家電量販店で買うとしても店によって対応や条件に違いがあるでしょうし、町の電気屋さんで買うとすれば値段やサービスなど多種多様だと思います。
それと同じで、建売の場合も物件は同じでも、仲介販売する不動産会社や担当者によって対応の違いは間違いなくあるのです。
取り扱っている不動産会社は数多くあり、もともと全く関係ない別な会社ですから、考え方も対応も経験値もホスピタリティも全く違います。
私の会社であるホームライフサポートの場合は、店主である私が10年以上大手ハウスメーカーで販売をやっていた事もあり、住宅に関しては知識も経験も豊富です。また、ローコスト経営を行う事で、少しでも良い条件でお客様が物件を購入できるよう努力しております。
手前味噌で恐縮ですが、岩手県内で購入するのであれば、ホームライフサポートはお客様にとって最も良い条件とフォロー体制をお客様に提供しているという自負があります。
購入前の安心
住宅を購入するというのはそう何度もある事ではありませんから、お客様にとっては初めての事が多く、不安に思うことが数多くあるのではないかと思います。ローンの事、購入条件、物件の事など、「本当にこれで良いのだろうか」という不安は誰にでもあります。
その不安を一つ一つ取り除き、安心して購入できるよう進めていくよう蓄積された経験や知識を活かしているのが弊社の特徴です。
また、手続きの流れは最初にお会いした時にお伝えして、いつどんな手続きをどのようにやるのか、その時に必要な書類などは何か、などお客様が極力ストレス無く購入の流れを進めていけるよう独自の書類などを使いながらお伝えしております。
これが不慣れな業者や担当者、知識のない担当者や業者では出来ない所なのですが、お客様にとっては満足度に大きな差が出るところなのです。
そもそも不動産会社にも様々なタイプがあり、賃貸が得意なところ、土地分譲が得意なところ、店舗などのテナントなどが得意なところ、中古住宅が得意なところ等、特に得意分野がないところなど様々です。
ましてや、住宅の構造や設備、特徴、その他諸々に詳しいところは不動産会社の全体数から考えると、数少ないのが現状ではないでしょうか?
不動産会社はたくさん物件を取り扱いますが、多くは「あくまでも物件」として取り扱います。立地・価格・間取り・デザイン、大体こういうポイントでお客様に勧めている事でしょう。
しかし、住宅を建てる工法はどのようなものがあって、どういう特徴があって、どのような長所短所があるのか。壊れた時はどうすればいいのか。家を新築するお客様の気持ちやどのような流れで進めて、どういったところに気を付けなければならないのか、等々を熟知するには住宅会社で実際に経験を積まないと得られない知識が多くあります。
ただただ住宅会社にさらっと在籍しただけではなく、幅広い経験を積み、様々な現場を経験し、多くの職人さんと話をし、たくさんのお客様と出会い、一緒に喜んだり、競合に負けて悔しい思いをしたり、多種多様な経験をしながら実績を積み重ねなければ本当のところは分からないと私は思います。
残念ながら、そのようなスタッフを揃えた不動産会社を私は知りません。
大体前職は全く関係ない業種だったり、住宅は専門外だったり、不動産会社は初めてというような感じですから、「どこまで知ってお客様と話しているのだろう?」と思うことも多いです。
実際、他社から話を聞いたことがあるお客様が当社に相談されることも多いのですが、話を聞いてみると「いろいろ聞いてもちゃんとした答えが返ってこなかった」とか「あんまりわかって無いようで不安だからやめた」というようなお客様が多いように感じます。
それは当然だと思います。
いくらローコストの建売とはいえ、平均して2000万前後の物件を購入しようとしているのに、担当するスタッフがこれでは不安にならない方がおかしいと私は思います。
では、なぜそのような不動産会社が建売を取り扱うのでしょうか?
答えは簡単です。
「儲かるから」
不動産会社で売買を仲介するとすれば、常に物件が必要となります。
中古住宅など専門でやっている会社は買取などで物件を集めますから、物件が豊富にある事が多いですが、普通の不動産会社が物件を数多く常に抱えるには限界があります。
つまり、新築建売住宅をコンスタントに建築し、どこの不動産会社でも仲介をすることが出来る飯田グループホールディングスさんのシステムは、不動産会社にとってありがたいシステムなのです。
また、岩手県で営業するとすれば、通常の中古住宅や土地は物件価格が安いので収入となる仲介手数料も少ないのですが、平均して2000万くらいの物件を常に紹介できる新築分譲住宅は、仲介手数料も大きくなるので不動産会社にとってありがたい収入源となるのです。
そういう訳で、数多くの不動産会社が競うように新築分譲住宅の仲介をやっているのが現状です。その中には県外の業者も数多く参入しています。
宅建業の免許番号から事務所がどこにあるか等わかるのですが、他県知事の免許だと、要するに「岩手県内に事務所がない」という事ですので、私は「空爆」と呼んでいますが、インターネットに数多く物件を掲載し、言い方は悪いですが、そのインターネット網に引っかかったお客様をパクっと契約していくタイプの業者です。
大体このタイプの業者は、インターネットサイトに多額の費用をかけていることが多く(多いところでは月額数百万円)、本拠地が岩手ではありませんのでフォローなどは皆無です。
また、広告費にお金をかけ過ぎているので、お客様に何かサービスと言っても、大したことは出来ません。
多くの方がパッとインターネットで目に付いたページから問い合わせをし、こんなもんかと思いながら、実はあまり得でもない条件で2000万前後の買い物をしています。それで良いのですか?と私は思うのです。
じっくり調べれば、様々な事が見えてきます。同じ物件を買うのでも、お客様の立場に立って、少しでもお客様に有利な条件で考え、そして責任もって購入後もしっかりフォローする業者から買うのと、ただただ売れればいいと考えている業者から買うのでは大違いです。だからこそ「業者選びが大切」なのです。
#07に続く