住宅購入成功法vol3

2021年01月04日

【住宅購入成功について店主独自の考えをお伝えします。長いので分割して掲載します】#03

 

☆    親の反対はどう考える?

 

住宅を購入する際にありがちなのは、「親の反対」です。

主にご長男が購入する際に多いのですが、どう考えればいいのでしょうか?

 

まずは「お金も出すけど口も出す」というパターンですが、資金援助をしてもらわないと買えないという場合は、素直に話を聞いて、意見のすり合わせをする必要があると思います。理由もなく反対する親はいませんから、反対の理由を聞いて、解決方法を探るしかないかと思います。

場合によっては、資金援助を受けずに自分の気に入った物件でしかも買える物件を購入するという方法もあるかもしれません。

 

最近多いのは「お金は出さないけど口は出す」というパターンです。

これは発想の転換が必要です。

反対するにはそれなりの理由があります。

これまでの経験を基にお話すれば、「反対」ではなく「心配」のケースが多いです。親にしてみれば、いくらいい歳をした大人とは言え、子供は子供ですから、いつまでも心配なのです。

「本当にローンを払っていけるのだろうか」

「払えなくなって困る事にはならないだろうか」という金銭的な心配や、

「我々が守ってきた実家をどうするつもりなのだろうか」

「お墓はきちんとみてもらえるのだろうか」というような心配など、様々です。

 

もちろん、これらについてきちんと説明して、お客様ご自身が自信をもって支払っていけるというような説明をする事で、「お前がそこまで言うならば」と親御さんも納得してくれるケースが多いです。

 

実際今でも家賃を払っているわけで、手頃な価格ならば毎月の「住居費」が大きく増えるわけではありません。その辺りを自信もって説明すれば、親御さんも納得する事が多いのですが、自信なさげだと心配して反対される事が多いようです。

 

「実家に入ればいいだろう」という親御さんもいらっしゃいますが、今の仕事場から離れていて通勤が難しかったり、場所的にはOKでも、狭かったり古かったりで、実際問題それも難しいから買おうという動機になったわけで、その辺りもはっきりと説明するとよろしいかと思いますし、手頃な価格で購入すれば、将来実家に戻るにしても、物件を貸すなり売るなりした場合の負担が少ないので、最終的には実家に戻ることも可能であるとお話しすれば、親御さんも納得するのではないかと思います。親御さんは「反対」ではなく「心配」しているのです

 

資金的な援助を受けない場合、最終的にはご自身の判断が一番重要です。

ましてや、いくら親から見れば子供であるとはいえ、立派な社会人であり、大人なわけですから、その辺りはご自身の判断で決めるのが大事ではないかと思います。

 

#04に続く